ゆるproメモ帳

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帰国子女こそ自己分析が大事になるヨという話

こんにちは、こんばんは、おはようございます。

えすです。

 

本日は絶賛路頭に迷う20代帰国子女より、同じように進路や就活に迷う帰国子女の方へ、というか過去の自分への手紙のような感じで書き留めようと思います。

 

私は幼少期から高校までアメリカ、オーストラリア、アジア(国名まで言うと身バレしそうなのでやめておきます)と日本の学校を行き来して過ごしておりました。約10年間海外で過ごしました。理由は父の仕事の都合です。

 

日本→海外の転校はまだしも、海外→日本の転校は本当に本当に面倒でした。学校に溶け込むのが、です。毎回私は公立の学校に転校していました。そこでは、(今は減ったと願いたいですが)「ガイジン」呼びは普通にありました。分かろうともしない見世物としての「英語喋って」、海外生活の思い出を話せば「自慢?」と聞かれるなどもう思い出すだけで呆れて笑っちゃう出来事ばかりでした。

 

私はとにかく周りの子の真似をしました。謙遜という名の卑下行為を自分にしてみたり、みんなと似たような服や髪型をしてみたり。自尊心を傷つけまくっていました。

 

自分自身が内向的であるのも相まって、とにかく自分に自信を無くしていました。ただ、一つだけ自信があったことがあるのです。

 

それは、語学力、というか英語力。

 

よく褒められたし、(少なくとも私の)周りよりは話せるな、とは思っていました。

通訳とか英語喋る仕事とかしちゃうのかな〜〜なんてぽやーんと思っていました。

 

進路も「英語しかないから・・・」と高校も大学も国際系の場所を選びました。

就職活動も同様の理由で大手のグローバル企業と呼ばれるところに入りました。しかし、配属先が英語を生かせる場所ではなかったことに不満を感じて2年余りで新卒切符で入った会社を退職し、英語を生かせる会社に転職しました。

 

ここからがしんどい。呪い(というか詰めの甘さ)が露わになりました。

 

「自分に自信はないけど、やっと自分のスキルが役に立つかもしれない。」

この思いで任されたのは、英語での折衝業務でした。ある意味、夢が叶ったのです。

 

ただ、不思議かな。どうしても英語が出てこない。あがり症も相まって英語での説明が全くスムーズにできない。というか、相手の言っていることが全く聞き取れない。こんなはずじゃない、自分はもっと英語ができるはず。英語、英語、英語。

 

同僚には「帰国子女なんでしょ!もっとテンション上げてやってこ〜!」などと言われる始末。偏見がすごい。

 

もちろん、業界や仕事に対する知識がなかったからということもあると思いますが、だんだん英語の会議が憂鬱になってきました。「英語が話せます!」とかいったのが嘘ついたみたいに感じるので嫌でした。

 

そこでやっと気づきました。

 

「私、周りより英語できる気でいたけど情熱が全くなくて継続的に勉強していなかったわ。というか別に英語は興味なかったわ。」

 

、、と。物はいいようでしょうか。。。いやでもこれが私はストン、と胸中に落ちました。

「英語が話せる」と私が天狗になっている間に英語に強い憧れを抱いた人たちはもっと努力して、しかもそれを継続してて、いつの間にか英語力なんて追い越されていたのです。

 

もっというと、海外暮らしで英語が必要だったから自然と身についたけど、英語が喋れるようになりたいとか英語力を維持しようと思ったことなどなかったのです。

 

よく言われることですが、「英語はツールに過ぎない」ってこういうことだったのか・・・。

とても恥ずかしくなりました。

 

現在、英語力はあくまでも「ツール」と理解して、「好きなこと」と「自分の特性」と「社会にとって大事なこと」、という優先順位で考えて転職活動中です。よく考えればこの3つのどれにも私は英語を入れることができませんでした。

 

上記の「好きなこと」と「自分の特性」と「社会にとって大事なこと」は、偶然本屋で平積みになっていて目に止まったこの本がきっかけです。

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すごく自己理解に役に立ったので全力でお勧めします。

 

本買うのはちょっと・・・とか本の内容何となく知りたいという方は著者の八木仁平さんのYouTubeもあるので覗いてみてください。

 

https://www.youtube.com/watch?v=hoGGuiY3fps

 

英語はあくまでもサブ。自分に合っている仕事であることが大前提で、そこで英語が活きればステキよね。

 

あくまでも個人の考えですが、現在はこの考えに落ち着いています。

20代半ばでやや当たり前のことに気づいた私のような人が少しでも減りますように。